伐採カラマツの行方


 4/30の記事「樵体験」がらみの話です。
 八峰村の畑開きでで小海を訪ねたおり、宿泊先の山小屋は、伐採されたカラマツが敷地を埋めていました。なかには幹の直径50cm、樹高10数mを超える大木も。薪として処理するのにチェーンソー何回入れればいいのか。1回だけでも骨が折れるのに、気が遠くなってしまいます。いったいどれだけの日数がかかるのやら。薪以外の利用法も考えなくちゃいけませんね。
 山小屋オーナーの話によると、森林組合に依頼して10本ほど切り倒すのに1万何千円かの費用がかかったとか。ただ切り倒すだけの値段です。枝打ちなどは含まれていません。かりにこの伐採カラマツを製材所に引き取ってもらったとしても、1本1000円とか2000円程度らしい。つまり、販売収入より経費のほうが多い。まさしく林業の現状そのものですね。
 ところで、地元スーパーなどで売られている広葉樹の薪は1束500円以上する。この値段、はたして高いのか安いのか。ちなみにカラマツ1本から100束くらいはとれるんじゃないでしょうか。
 今回伐採したカラマツを薪にしてキャンプ客に売ったりしたら、小海町開発公社(キャンプ施設などの管理者)からのクレーム必至かな。もっとも、カラマツは薪としてはイマイチらしいですが。