仮設住宅にて

 3/22〜23の両日、八峰村の一行6人が福島を訪れました。できあがった凍み餅を飯舘の皆さんにお届けするためです。まずは仮設住宅に住む皆さんを招いてのお披露目会(?)のようすから。
 3/22お昼ごろから、福島市飯舘村の隣町伊達市の東公民館で会が始まりました(わたしが現地に着いたのは終盤になってからですが)。題して「凍み餅食べて元気を出そう!!」。集まっていただいたのは公民館に隣接する仮設住宅にお住まいの方々を中心に約50人。ほとんどがお年寄りの方々です。
 お茶受けとして凍み餅はもちろんですが、ほかにも小海でつくった饅頭(具はイワタケ、イクサ=福島での名称はジュウネン)など。飯舘の皆さん手作りの郷土料理の差し入れもありました。


 公民館併設のグラウンドに建てられた仮設住宅。120世帯分ほど用意されていますが、現在実際に住んでいるのは約80世帯だそうです。すべて飯舘村の方々。飯舘の仮設としては多人数が暮らす施設です。間取りは1K〜2LDKの長屋方式(1棟2〜4戸)。外観だけを見ても狭さが想像できます。しかも仮設の期限はいちおう2年。あとわずかで期限切れになります。にもかかわらず、移転先のあてがある方は少ないとききました。
 会場では小海産の農産物や加工品の販売も行なわれました。お茶受けに出されたもの以外には、もち米、米粉酒米の削りかす?)、豆餅、野沢菜漬け、試作品の鞍掛豆納豆などなど。このうち凍み餅と豆餅は完売でした。被災者の方々からおカネをいただいて小海産品を売ることに最初は戸惑いもあったとか。八峰村内部でも議論がありました。でも、飯舘の方々の意見もきいたうえでの結論だったようです。