「わが家の野沢菜料理」募集

 JR松原湖駅前の国道141号線沿いに「ドライブイン松原湖」があります。その隣には食品加工場。どちらも八峰村会員の有坂さんが経営する施設ですね。先の新津養蜂園見学会のときには現地まで車の送迎をしていただきました。加工場ではおもに野沢菜漬けをつくっているようです。
 野沢菜は、いわずと知れた信州名物。八峰村の畑にも、ちょっと前に種をまきました。昨年もまいたのですが、時期遅れだったせいか、食べたのは間引き菜だけ。今年はちゃんと育ってくれるかどうか。
 漬物は、ほぼ全国的に流通しています(関西などの事情はわかりませんが)。むかし長野県のある家でごちそうになった食べごろの樽出し野沢菜のおいしさは格別でした。ところが、お土産にいただいた同じものを東京近郊の自宅に持ち帰ってから食べたときは、まるで別物。温度や時間が発酵に影響を与えるんでしょうね。パック詰めされて売っている商品には、そのへんの対策がほどこされていると思いますが。
 この野沢菜漬け、そのまま食べてもおいしいのですが、調理素材としても大活躍します。やはり信州名物のおやきは、その代表格でしょう。しかもアレンジ自由自在、挽き肉などを一緒に使えばリッチな一品にもなります。
 おやき以外にも、餃子、麺類(ラーメン、うどん、パスタ)、炒め物、煮物、和え物、揚げ物……。まさに万能素材といった感じ。もともと漬物は冬場の野菜不足に備えた保存食。野菜の旨味が入った発酵調味料としての側面もあります。皆さんはどんな料理をつくっていますか。
 というわけで、皆さんの家庭で食べている野沢菜料理(生でも漬物でもOK)、またはアイデア・創作料理を教えてください。コメント書き込み、あるいはメールy-slow001@lemon.plala.or.jp宛てでお願いします。
 長野では当たり前のように食べている伝統料理でも、他の地域の人にとって新鮮に感じられるはず。わたしも折をみて自分でつくった野沢菜料理を紹介するつもりです。
 野沢菜料理専門店の話はきいたことがありませんが、すでにどこかにあるんでしょうか。もしかしたら、ドライブイン松原湖野沢菜料理の殿堂になったりして。小海は野沢菜の本場とはいえないかもしれませんが、宇都宮も餃子の本場ではありませんよね。