稲刈り2010

 9/26(日)、予定どおり八峰村の水田で稲刈りが行なわれました。当日は、八ヶ岳群馬県境の山並み稜線がくっきり見渡せる気持ちよい秋晴れ。絶好の稲刈り日和になりました。
 参加者は全部で20人ほど。9時過ぎから作業開始。前日までの雨のためか、田んぼは水溜まり状態。当然ぬかるみのなかでの作業になります。例によって二日酔い気味のわたしは、長靴ではなく地下足袋履きだったせいもあって敵前逃亡、刈り取った稲を束ねるだけで田んぼのなかには一度も入らずに済ませてしまいました。しかも別の用事があったため、一時休憩後は現場を離れるという不始末。ひとつも役割を果たせず、これでは単なるお邪魔虫ですね。ごめんなさい。
 作業終了後は、近くの公民館で地元の方々のおもてなしを受けました。わたしたちが水田作業をしている間に、別の方々が準備をしていたのだと思います。テーブルには小海で採れた野菜をつかった心のこもった手作り料理が並びました。昨年収穫した酒米醸造した日本酒も(車を運転する方は残念でした)。
 梅爺、稲刈り現場や、その後の宴で出た楽しい話をブログに書いてください。参加された皆さんもひとこと寄せていただけるとうれしいです。よろしく!
たわわに稔った酒米「ひとごこち」刈り取り前。師匠浅沼さんの話によると、出来は平年の103%、豊作です。たぶん、この夏の暑さがよかった。稲はもともと熱帯性植物ですからね。とくに寒冷地には好影響だったかもしれません。小海は稲作限界地とよばれたような高地です。






稲刈り中の皆さん。いい写真撮れなくてちょっと落ち込んでます。刈った稲は藁で束ねてから丸太で組んだ棒(何と呼ぶのか忘れてしまいました)に懸けて自然乾燥。これが昨年は強風のため何度も倒れてしまったそうです。そのつど立て直して再乾燥。今年はきっと大丈夫でしょう。稲刈りなどのイベントにしか参加しないわたしたちの知らないところでも、いろんな手間がかかっています。

収穫後の宴でいただいたオクラのエゴマ味噌和え。先週このブログでエグサ=エゴマについて書きましたが、それを見た地元の方が特別につくってくれたようです。心憎いおもてなしに感激! 容器は味気ない(おみやげとして強奪したものを自宅に戻ってから写真に撮りました)ですが中身は絶品です。エゴマの実は灰色をしたゴマ粒大、初めて現物を見せてもらいました。これを炒って擂り、味噌や砂糖とあわせて、湯通ししたオクラを和えたのだと思います。つくりたてはオクラの緑がもっと鮮やかですよ。写真右は八峰村隣の畑で栽培されていたエグサ。穂ジソに当たる部分に実が入っています。