11/14(日)に蕎麦創作料理試食会

 新蕎麦の季節を迎えました。新蕎麦ならではの風味と、ちょっと緑がかった色合い。これは甘皮に含まれたクロロフィルという成分の影響だとか。時期が過ぎれば風味と色合いは失われてしまいます。だからこそ蕎麦好きは新蕎麦に目の色を変えるんでしょうね。
 さて11/14、小海町直売所では「大収穫祭」が開かれます。目玉は何といっても新蕎麦でしょう。蕎麦すいとんは無料サービス。手打ちの生蕎麦、蕎麦茶羊羹、蕎麦クレープの販売も予定されています。わたしが勝手にメーンイベントに祭り上げているのは、蕎麦粉を使った創作料理の試食会。
 蕎麦料理といえば、日本では麺と蕎麦がきあたりが定番ですね。最近では村おこしの一環として菓子(せんべい、かりんとう、まんじゅうなど)もつくられているようです。小海町に近い川上村のある蕎麦屋では蕎麦ゼリー(たぶん茹で汁に甘みを加えて固めたもの)が小鉢で出されていました。
 日本以外でも蕎麦はけっこう使われています。フランスではクレープ(ガレット)、イタリアではパスタ(小麦粉と蕎麦粉をブレンド)、朝鮮半島では冷麺、ヒマラヤ地方ではチャパティ鉄板焼き)、東欧ではカーシャ(粒蕎麦のおかゆ)、原産地とされる中国とくに雲南省にはさまざまな料理があります。
 話は変わりますが最近は米粉が注目されていますね。パンやケーキなど、普通は小麦粉を使う料理が、米粉でも同じようにできる。蕎麦粉も同様です。状況次第では米粉の次は蕎麦粉がブームになるかもしれません。国産蕎麦の価格の問題もあるので、あえかな期待ですが……。
 たとえばガレットやパスタは、具材を変えればバラエティほぼ無限。蕎麦料理は、まだまだ新たな展開の可能性を秘めています。
 14日の創作料理試食会にどんなものが出品されるのか、ちょっとわくわくしてきました。先日の八峰村ツアーで大活躍した東馬流のお母さんシェフの方々も、たぶん出品されるのではないかと期待しています。
 「大収穫祭」では、蕎麦以外にも根菜類や花豆加工品も販売。開催時間は午前10:00〜午後2:00まで。問い合わせは小海町直売所(電話0267−92−4460)。
 ※本日の小海を味わう 「エゴマ味噌タレうどん」先日の記事のコメントでグズラさんが教えてくれた食べ方を試してみました。ちなみに東北地方ではエゴマをジュウネンなどとよぶそうです。擂り鉢に炒った小海産エゴマ、味噌、砂糖、醤油、酒、ゴマ油、だし汁を入れてタレをつくる。これを冷たいうどん(釜揚げでもOK)にかけて食べるだけ。予想どおり絶品でした。クセになりそうです。薬味はありあわせのシソの葉と柚子の皮。