運任せの堆肥仕込み


 11/13、松原湖高原の宿泊先にて朝食後、よっこらしょと堆肥づくりに着手。さいわいコナラや白樺など広葉樹の落ち葉は無限にあるかのように見えました。まずは一安心です。薪用にかき集めてあった倒木のなかから手頃な太さのものを選んで地面に打ち込んで積み込み用の囲いをつくる。本当は板木を使って箱状にしたほうがいいのでしょうが、もったいないので手抜き。落ち葉が好き放題に零れ落ちる隙間だらけの囲いになりました。
 次は熊手で落ち葉をかき集め、囲いのなかに放り込んでいく。堆肥には向かないとされる針葉樹(カラマツ)も相当まじっているはずです。この上に鶏糞とか油かすを載せて、といきたいところだったのですが、これまた手抜きで省略。代わりに道路脇の排水溝に溜まった泥をすくってきてバラまきました。ここに水をふりまいて踏み固める。
 同じ手順を何回も繰り返しました。容積たかだか1立米もない囲いです。あっという間に満杯になると思っていたのに、いつまでたっても見た目の量はほとんど増えない。そのうち無限と思われた敷地内の落ち葉も底をついてしまいました。けっきょく数十センチほど積んだところでギブアップです。生ゴミを放り込むためのスペースをあけておいた。こんな言い訳を真に受ける人は誰ひとりいないでしょう。
 堆肥は積み込み当初、嫌気発酵させるそうですね。つまり空気を遮断する。その意味で今回の仕込みは限りなく低レベルの赤点です。いちおう上側はシートで覆ったものの、側面からは空気の出入り自由自在。しかも低温。1年やそこらで、まともな堆肥になるとはとても思えません。でも、なるようになれ。多少これから手を打つにしても、気長に待ちます。