緑のグラデーション

 八峰村は今週末5/1(日)、新たなシーズンが始まります。オーナーの方、当日植えるジャガイモとネギの必要量を連絡してほしいとか。村長からのメールが届いていました。
 ところで東京近郊は若葉が萌えています。ソメイヨシノはあっという間に葉桜に。ケヤキは茶色がかった新葉が気がつけば鮮やかな若草色に。柿の葉の瑞々しさ……。新緑の季節、好きです。思い入れとかとは無関係に、自然の色彩が。紅葉よりも好きです。満開の桜よりも好きです。一日たてば変わってしまう緑の色合い。なかでも雑木林は、濃淡が絶妙に配色されて水墨画のような味わいをみせてくれます。
 この緑のグラデーション。これまで最もきれいだと思ったのは神奈川県の鎌倉でした。建長寺だったか円覚寺だったか。この時期、裏山が広葉樹新芽の萌黄から常緑樹の深緑まで、微妙な色合いの緑で彩られる。平地林では断面を切り取ったようなかたちでしか見られませんが、山だと俯瞰したように眺められる。
 また鎌倉に行ってみたくなりました。でも、今週末は小海です。カラマツもほんのり緑になるころでしょうか。山のなかにぽつりぽつりと咲く桜も風情があります。皆さん、八峰村で会いましょう。地元の皆さん、今年もよろしくお願いいたします。
 ※写真は上尾近郊の雑木林。手前に写っている赤や白の花は芝桜。