農村六起インターンシップ

 なんてタイトルを掲げましたが、じつのところ正式名称なのかどうか、いまだによく理解できていません。「ふるさと起業塾」なんて似たような名前も、同じ運営母体のWEBサイトにのっているし。
 要は、農山村の特色を活かして新たな事業を起こす人材を育てる、ということなんでしょうね。所轄は内閣府農林水産省。つまり国の予算を使っています。目標受講者数、全国で3000人。運営にあたるのは「ふるさと回帰支援センター」というNPO
 無料で受講できますが、内容はけっこうハードみたいです。e-ラーニングと実習、合わせて180時間。各講座ごとにレポート提出。
 農村六起の「六」は、いわゆる6次産業という意味だとか。1次+2次+3次=6次。生産・加工から販売まで、自分たちの手で行ない、農山村の活性化をめざす。そんな趣旨のようですね。
 この講座に、小海町の関係者約20人が申し込みました。八峰村のメンバー多数(わたしも申し込みました)、地元の特産品づくりに励んでいる方々、宿泊施設関係者、役場職員などなど。通称「小海塾」というのだそうです。全国各地にある拠点のひとつです。
 ぶっちゃけ、本気で起業を考えている人は、受講するしないに関係なく、たぶんやるでしょう。ただ、農村六起インターンシップのメリットは、運良く起業プランが採択されると、上限200万円までの補助金がもらえること。この点は大きい。ちなみに八峰村への町からの補助金年間30万円は今年度で打ち切りになるみたい。自立しなさい、ということでしょう。
 小海は過疎化している町です。少なくても人口は減り続けている。メインの観光地だった松原湖も、宿泊客はジリ貧状態。そんななかで、観光、福祉などの分野ですでに事業化を模索しているグループがいくつもあります。
 小海塾の皆さん、一緒にがんばりましょう。めざせコンペ当選!