八峰クラフトフェアの3日間

 7/29〜31、雨と寒さの3日間でした。断続的な雨、ときには土砂降り。気温はほぼ20度以下、夏場に上着をはおらなくちゃならないなんて、めったに味わえない贅沢です。そんななかで八峰クラフトフェアが開催されました。
 出展された皆さんは、趣味と商売のボーダーライン上を自在に行き来する、小海に工房を構えるクラフトマンたち。仕掛け人は、森遊草木染工房の四反田さん(八峰村のメンバーでもあります)。

当初は芝生広場にブースを設置。途中から雨のため、屋根のある八峰の湯エントランス通路に移動。それでも一部ブースは、スペースが足りないのでテントを使いました。このテントから雨がぼたぼた落ちてくるためシートで覆ったり、けっこう慌しいひとときでした。
●森遊草木染工房=四反田さんのブース(草木染・ステンシル体験&販売)


四反田さんは退職後に森林インストラクターの資格をとり、その活動のかたわら草木染を独学したとか。現在は小海など各地で草木染教室の講師をつとめています。フェア当日は天候の関係もあって草木染体験は中止。でも、ステンシルによるマイ・オリジナル・トートバッグづくりは好評でした。あらかじめ用意された型紙を布地に貼ってアクリル絵の具を落としていく。最後はアイロンがけ。これで洗っても大丈夫だそうです。わたしも手持ちのエコバッグにプリントさせていただきました。
八峰村ブース(白樺や石にお絵かき体験)

八峰村とは名ばかり、四反田さんがいなければ何もできないブースでした。絵など描いたこともない者がお客さんの応対にあたっても、ただおろおろするばかり。手伝いというより足手まといです。わたしがいなければ、もっとお客さん多かった!? 未来の芸術家たちの描いた作品は、夏休みの宿題としても使われるのかな。そう考えると、うれしくなりますね。材料の白樺と石は、きこり工房の西谷さんが用意してくれました。
●きこり工房=西谷さんのブース(木工品販売)

自称口下手の西谷さん。それが嘘八百であることはすぐにバレました。お客さんの興味を惹く話のうまいこと! 小鳥の巣箱や餌台など、当日販売だけでなく制作予約もしっかりとっていました。今回の稼ぎがしらかも。ワインボトルが写った写真は台木とのバランスだけで立っています。固定しているわけではありません。ボトルの差し込み加減が狂うとすぐに倒れてしまいます。ヨーロッパではよくある仕掛けだそうですが、不思議な感じがして注目度高し。
北八ヶ岳陶工房=宮内さんのブース(手描き陶器販売)

御本(ごほん=焼成時にできる斑点)への絵付けという珍しい作風をもつ宮内さん。カラマツなど八ヶ岳の自然をモチーフにした絵を焼きこんでいます。フェア2日目は個展があるとかで、かわりに奥さんと娘さんがブースに立ちました。とたんに売り上げが急増したみたいですよ。本人はいないほうがいい、なんて陰口もちらほら。がんばりすぎたせいか寒さのせいか、翌日娘さんは風邪を引いたみたいでフェア欠席。お大事に。
●農林産物直売所木花(ぼっか)=菊原さんのブース(山野草や地元産野菜販売)
バーベキューなどを楽しむ観光客に、食材野菜を売ってみたい。今回は、その試験販売的意味あいもあったようです。ブースにはブルーベリーやルバーブなどの手作りジャムも並びました。一番人気はトウモロコシ(生でも食べられるゴールドラッシュ)だったでしょうか。