畑じまい

 去る12/3(土)、八峰村の畑じまいが行なわれました。わたし自身は参加を予定していたのですが、急遽とりやめざるを得ませんでした。村長の渡辺さんが当日の様子をメールで送ってくれたので、以下そのまま掲載します。

 12月3日、オーナー5名の参加を得て、畑終いを行いました(作業に夢中で写真を撮り忘れ、掲載できなくて済みません)。
 10時集合、前夜の雪が朝がたは小雨に変わり、寒気から暖気が畑を覆う形となり、決行することができました。
 およそ1時間、やればやるほど夏場に猛威を振るった草どもが掘り起こされ、底から肥沃な土地が顔を出してきます。たった一株から何本も枝を伸ばしたような巨大な株化したセロリが異様でした。セロリは寒さに強い・・?・・これは撤去。そして最後のネギを収穫し、オーナーの皆さんに持ち帰っていただきました。
 来年の健闘をお願いしながら、きれいに掃除された畑を後にしました。
 12時から昼食と懇親会。八峰の湯の手料理で、思い思いの食事を囲み、反省会。何を、どのように植えたら良いのか・・もっと耕作に関する情報が欲しい、鳥獣被害を防ぐためのネットの必要性、雑草除去のマルチの使用、3年目のオーナーさんからは、いよいよ本格的な栽培に関する話が提案され、オーナー間の交流や、地元のサポーターの皆さんとの交流を求める声、年間の交流スケジュールの提案などが求められ、次年度に向けた建設的な意見が出されました。
 八峰村からは、今後の活動として、年明け1月に酒米の仕込み体験、2月末頃に蔵出しのこうみざかりの試飲会。
 さらに今年度は、1月31日〜2月3日にかけて、原発事故で避難生活を強いられている飯舘村のお母さん方6〜7名を迎え凍み餅づくり交流会を開催。現地の実態を生の声で聞かせて頂き、飯舘の食文化を支え、支援する活動を実施することが発表され、オーナーの皆さんにも参加をお願いしました。
 飯舘の凍み餅はゴンボッパという山ゴボウの葉をお餅に入れた保存食で、3.11の時、これを戻して召し上がった家庭も多く、保存の知恵は、電気が失われ冷蔵庫が使えなくなったとき、大いに生かされた、役立てられたそうです。
 そんな現地の生の声を聴きながら、温故知新の言葉をしかと受け止めて、これからの地域づくり、地域の在り方に活かすイベントとし、しっかりと受け留めたいと思っております。