ブルーベリー挿し木

 かなり無謀な試み、ダメモト覚悟でブルーベリーの挿し木をしました。調達先は神奈川県相模原市にあるローズベリーファーム。すでに鈴なりに実をつけはじめたブルーべりーの枝をばさばさと切り取り、小海まで運びました。冬場の堅い枝ではなく、葉のついた柔らかい枝。いわゆる緑挿しです。
 まずは赤玉土ピートモスを混ぜて、たっぷり水を注ぐ。このへんは苔玉講習会でやったのと同じような手順です。この土を育苗ポットやプランターに入れ、あとは長さ10cmほどにカットしたブルーベリーの小枝を挿して日陰に置いておくだけ。
 挿したのはラビットアイ系とよばれる暖地種です。小海周辺で栽培されているのは大半が寒冷地用のハイブッシュ系でしょう。冬は氷点下20度以下にもなる小海で、ラビットアイが冬を越せるのか。それ以前に、挿したあとは水やり必須といわれているのに、その世話もできない自然の雨まかせ。
 さすがに心配になって、一部は埼玉の自宅まで持ち帰りました。疎開というか里帰りというか。日差しの強い八峰村の畑への直挿しは怖くてできませんでした。挿し木数約100本。ほとんどは松原湖高原の宿泊先に置いてあります。いずれにしても、ブルーベリーの生命力に頼るしかありません。6/30に挿して翌日は雨、3日後も雨。慈雨、天の恵みです。