八峰村ゴンボッパ最新事情

 飯舘直伝凍み餅に欠かせないゴンボッパ=オヤマボクチ。今年は栽培を始めて3年目になります。全量自給への道はまだ半ばですが、いくつかの進展もありました。
 こちらは八峰村農園で栽培中のオヤマボクチ(9/28撮影)。すでに葉の収穫期を終え、花種をつけはじめています。採種時期は、しばらくしてからになるでしょう。一粒の種もし死なずば。
 収穫した葉は、昨年はハウス内で乾燥させていました。ところが今年は大雪のためハウス倒壊。地元メンバーの方が自宅に持ち帰って乾燥保存しています。乾燥にはベストとはいえないハウスより、かえって品質のいいものができたのではないかと思います。収量は昨年並みかな。12月からの凍み餅づくりをまかないきるのは今年も無理ということになりそう、残念ですが。


 こちらは地元メンバーIiさんのゴンボッパ畑(9/27撮影)。八峰村田んぼの近くにあります。昨秋八峰村農園で採取した種を育苗して植え付けました。株数100以上。八峰農園はたしか数十株ほどですから2倍以上。ただし発芽1年目は葉の収穫ほとんどなし。花は咲かず、したがって種も採れないはずです。
 でも、来年は葉収量大幅増が期待できます。Iiさんの畑をみた村長は「こりゃあ飯舘の皆さんが喜ぶ」と申しておりました。Iiさん以外にも何人かのメンバーが栽培しているはずですが、今回は見学する機会を逃してしまいました。