ちょっと気がかりな来シーズン以降の米作り

 今回の米収穫の宴の席でちょっと気になる話がでました。これまで八峰村の中心メンバーとしてご尽力されてきたAsさんが、体力的にきつくなったので来年からは米作りからは手を引きたいとのこと。
 Asさんは、農地の借地交渉から栽培管理、黒澤酒造とのやりとりまで、ほぼ一手に引き受けてくれていた方です。もし今回の話が現実となれば、八峰村にとって大きな痛手。さらに、米作り&酒造り体制そのものを再検討しなければならなくなります。といってAsさんに無理を強いるわけにはいかないし。
 まずはこれまでどおり田んぼが借りられるかどうか。小海町には休耕田がたくさんあります。でも簡単には借りられない。信頼関係がなければ契約はなりたちません。これまで八峰村で米をつくってこられたのも、Asさんたちが地主さんとの信頼関係を常日頃から育んできたからこそ。この点は黒澤酒造との関係も同様だと思います。Asさんが携わらないのであれば、黒澤酒造側も原料米を受け入れるかどうか。
 いずれ運営委員会で対策が話し合われるでしょう。どんな結論が出るにせよ、個人的は受け入れるつもりでおります。ただ、一オーナーの思いとしては、ぜひとも米作りを継続してほしい。「こうみざかり」は大きな楽しみですが、最悪のケースを考えれば、酒米にはこだわりません。
 食生活の根幹である米を一度は自分の手でつくってみたい。こんな思いは八峰村参加当初から抱き続けてきました。単なるお手伝いのそのまた真似事レベルではなく。素人ではむずかしいのはわかっています。でも、直播きだっていい。不耕起栽培だって考えられる。平均反収の半分以下だってかまわない。
 ある面、稲作は野菜に比べると手間がかからないともいわれています(甘くみているわけではありませんが)。ダメもと覚悟。たまたま八峰村に関わったのを縁として、夢が実現できたなら、幸せ極まります。もちろん用地確保をはじめとして、八峰村のお膳立てとご指導を仰がなければなりません。そのうえで、オーナーの皆さんが可能な範囲(畑にきたとき田んぼにも足を伸ばすとか)で作業に参加。収穫できた米は皆で分け合う。
 以上、憶測と思い込みだけの記事になってしまいました。月イチさえままならない落ちこぼれオーナーの戯言、説得力まるでなしですね。でも、米作りに興味をお持ちのオーナーの方々、ご意見をお聞かせ願えれば幸いです。