蕎麦打ち会 in 東馬流公民館

 12/25(土)、蕎麦打ち会が予定どおり東馬流公民館で行なわれました。八峰村からは3名(1名は前日の深酒のためドタキャン)、葛飾区おやじの会のメンバー8名、招待された地元のお年寄り約20名。合計30名を超える盛会となりました。
 会を仕切ってくださったのは「おやじの会」の方々。すでに葛飾で何回となく蕎麦打ち会を実施しているらしく、手慣れたものでした。なかにはキャリア20年のベテランもいらっしゃって、この方が師匠格。何も知らない八峰村メンバーも、ていねいに指導していただきました。蕎麦の打ち方については日をあらためて紹介したいと思います。

主役の葛飾おやじの会の方々。ふるまい用の蕎麦打ちから指導まで、大活躍していただきました。




 今回使用した蕎麦粉はもちろん小海産、しかも自分たちで栽培したものです。製粉は佐久穂町の業者にお願いして石臼で挽いたとか。この日は別に佐久穂産の粉も用意されていました。小海産との食べ比べという粋な趣向です。もちろん小海産大好評!
 地元の方からは鹿、猪、鴨も差し入れていただきました。宴席には出されなかった鹿肉の刺身も厨房でつまみ食い。蕎麦つゆは鴨のダシという豪華版。おまけに、今年度産はもはや入手不可能といわれていた純米酒「こうみざかり」もふるまわれました。
 蕎麦打ち体験をした方のほとんどは、家に持ち帰ったようです。わたしもそうさせていただきました。招待客の食べる蕎麦をすべてまかなったのは、もちろん「おやじの会」の方々。自分たちの食べる分は最後になってしまったようです。

 当日のお年寄りの話で印象に残ったことがありました。昔は小海産の米と近くの川上村産の蕎麦を交換していたとか。八ヶ岳山麓では小海が稲栽培の限界といわれていました。それより標高の高い川上村は霧下蕎麦の産地として有名なところ(現在はレタスが全国的に知れ渡っていますが)。自分たちの土地ではできないものを交換しあっていたんですね。たとえば米1俵に対して、どれくらいの蕎麦が同価値とみなされたんでしょうか。ちょっと気になります。
 Iさん、おやじの会の皆さん、ありがとうございました。すでに来年度の計画についても話が盛り上がっていましたが、栽培も含めて来年もよろしくお願いいたします。
 なお、今回の蕎麦打ち会の様子は「おやじの会」のホームページhttp://www.katsushika-oyaji.comでもアップされています。ぜひご覧になってください。