大豆

 久しぶりに「小海ゆうきちゃん倶楽部」のホームページをのぞいてみたら、味噌づくりの様子がアップされていました。大量に仕込んでいましたから、熟成させたあと店で売るのだと思います(店は例年どおり7月オープン予定)。
 写真を見ると米麹まで手作りしてました。麹づくりは何度か挑戦したことがありますが、いちども成功したことがありません。種麹は通販を利用しないと手に入らないので、漬物用の市販米麹と蒸し米を混ぜる。しかも温度管理ができないので、案の定失敗です。ゆうきちゃん倶楽部では、たぶん専用の保温器を使っていました。
 大豆はもちろん地元産有機のはず。90%以上の大豆を輸入に頼る日本では、いまや貴重品です。
 この大豆、世界的には約80%が遺伝子組み換え品種=GMだといわれています。特定の農薬に耐性をもった品種などですね。世界最大の生産国であるアメリカでの割合は100%近い。しかも日本の輸入大豆の70%以上はアメリカからです。アメリカに次ぐ輸入先であるブラジルやカナダも大半がGM大豆。いずれも大半は牛などの飼料用でしょう。
 味噌も醤油も豆腐も輸入大豆でつくられています。こうした、おなじみの大豆加工品は脱脂大豆を原料としたもののほうが多数派ですね。かつては当たり前だった丸大豆製品はプレミアム化している。
 不思議に思うのですが、これらの食品のほとんどは、GMではない旨の表示がされています(ちなみに大豆油などを原料とするサラダ油はGM由来であっても表示しなくてもOKだそうです)。GMだと明記した製品はまだ見たことがありません。非GM表示がなければGMだと考えたほうがいいんでしょうかね。