人形三番叟の里

 小海町の千曲川右岸、国道141号線から車で10分ほど登ったところに親沢という集落があります。標高1000mちょっと。以前紹介した新津養蜂園のあるところです。ここ親沢では、毎年4月、地域に伝わる伝統芸能、人形三番叟が行なわれていることも紹介しました。その三番叟、今年は見に行くつもりでいたのに、けっきょくは見られずじまい。でも舞台だけでも見ておきたい。ふと思いついて訪ねてみました。
親沢に向かう途中の山道沿いで見かけたカエルの巣(?)。木の枝に付いた白い泡状のものがそうです。オタマジャクシになると沢に落ちて生きていくんでしょうね。たしかモリアオガエルだったような。木登りして産卵するという話をどこかできいたおぼえがあります。もしかしたら、すでに孵化したあとかもしれません。
人形三番叟が演じられる舞台のある諏訪神社(親沢大明神)全景。中央に写っているのが山門。その両脇の大木は梨だそうです。梨の木って、こんなに大きくなるんですね。今回訪ねたときは、地元のお年寄りが参道の修繕をしていました。このおふたりは、三番叟における親方と弟子の関係だそうです(今年1/26の記事参照)。
親沢大明神の境内。お社の両側に舞台があります。毎年4月第1日曜日に、この舞台で人形三番叟や、隣の集落川平の鹿舞が奉納されます。上の全景写真で右側に写っている建物が、もうひとつの舞台。





親沢集落。戸数50ほどでしょうか。写真手前左側に親沢大明神があります。