小海のソバが伊豆に

 10/12の記事「小海日帰りツアー」(新そば祭り)に「ハートちゃん」さんからいただいたコメント。そのなかに「八峰村からソバの種をもらって蒔いた」旨の記述がありました。初耳です。どうやら静岡県伊豆の河津町にある「ばあちゃん農場」に関係する方らしい。気になったので八峰村の渡辺村長に問い合わせたところ、次のようなメールが届きました。
農水省の研修会でHさん、Fさん(世田谷で素人ながら産地直送のガレージセールのような直売を実践)と知り合いました。お二人は河津町と一緒に体験農業を世田谷区の子供たち対象に実践しており、秋ソバを蒔きたい、種が無いか、と相談を受けました。八峰村のメンバーに諮ったところ、新津さんが自家用を持っているので提供する、という話になり、さっそく送った次第です」
 こんな事情があったんですね。「ハートちゃん」さんは、HさんFさんのどちらかだと思います。
 メール文中の「新津さん」は養蜂をやってる方。そういえば昨年、養蜂箱置き場を見学させていただいたとき、隣にソバが栽培されてました。きっとあの種が「ハートちゃん」さんに託されたんでしょう。そのソバが、小海とは環境の違う温暖の地・河津で育っている。とてもうれしくなってしまいました。
 ばあちゃん農場のホームページhttp://kawazu.green-projects.net/index.htmlを訪ねてみると、ブログに「9/24にソバの種まき」したとの記事がたしかにありました。種まきから収穫まで約75日。順調にいけば年越しソバに間に合うはず。
 農業体験や産品の販売を通して東京世田谷と伊豆河津を結ぶ。そんな役割を、たぶん「ハートちゃん」さんは担っていらっしゃる。ソバが、小海とこのふたつの地域の皆さんと小海との交流のきっかけになるかもしれません。
 ばあちゃん農場と八峰村、河津と小海、風土は違えど共通の課題もかかえているように思います。「ハートちゃん」さんの仕事、それから「ばあちゃん農場」の運営、八峰村一員として参考にさせていただきます。