凍み餅づくり事前学習?

 この写真、凍み餅です。福島県二本松出身の職場同僚からのいただきもの。先日、飯舘村の皆さんが八峰村にやってきて伝統の凍み餅をつくる話、ブログにも書きました。「二本松にも凍み餅ってあるんじゃないの」。その同僚にきいてみたら、「もちろん」。しかも、さっそく故郷から取り寄せてくれたみたい。ありがたいことです。
 この凍み餅、二本松ではスーパーなどでは売ってないとか(凍み豆腐なら売っている)。家庭でつくって食べるものなんでしょうね。手に持ってみると、水分が抜かれてる分、さすがに軽い。表面はざらざらしていて、こするとパラパラと粉が落ちる。
 食べるときは、まず水で戻します。1〜2時間ほどかな。あとはレンジで加熱するだけ。普通の餅のように、トースターで焼いてもいいし、フライパンで焼いてもOK。本格的にやるなら蒸す。いずれにしても、これでモチモチお餅の復活です。
 最初は高野豆腐のイメージと重なって、いわゆる餅の粘り気はないのではと思っていました。でも実際に食べてみると、まぎれもなくお餅! 感動的でした。ただ、一晩も水につけておいたので、水気が多すぎて柔らかくなりすぎた感じ。戻し時間を調節すれば、もっと腰のある餅になるんじゃないかな。
 今回いただいた凍み餅には、黒というか緑というか、細かい繊維状のものが練りこまれていました。加熱前に口に入れてみたら、ほのかにゴボウみたいな香り。これが例の「ごんぼっぱ」(ヤマゴボウの葉)なのか?
 あとで同僚に確かめてみたら「えーっ、ヤマゴボウの葉を入れるなんてきいたことない。ヨモギじゃないの? ごめんねー、何にも知らなくて。自分じゃ作ったことないの、食べるの専門で」。真相は依然として不明のままです。
 凍み餅、まだ残っています。海苔を巻いたものはすでに食べました。次は手元にある小海産のエゴマをからめて食べてみるつもり。
 以上、来年1月末に予定されている飯舘村の皆さんの小海来訪に備えて、わずかばかりのお勉強でした。