鞍掛豆はホントおいしい!


 11/16の記事「根菜まつりで」で、鞍掛豆でつくった豆腐を紹介しました。この豆腐、地元の特産品づくりの一環となっているようです。小海情報はけっこうこまめに収集しているつもりなのですが、これまで知りませんでした。
 今日は、自宅に持ち帰った乾燥鞍掛豆の調理に挑戦。といっても昨晩から水にひたしておいたものを塩茹でして食べただけです。単純な調理方法ですが、酒のつまみにつまんでいたら、やめられない止まらない状態に陥ってしまいました。おいしい!
 採りたて枝豆のおいしさは格別です。いちど食べたら冷凍枝豆なんて食べられなくなる。鞍掛豆は、採れたてじゃなくても採れたて枝豆とガチンコ勝負できます。
 鞍掛豆の代表的食べ方として紹介されるのは、今回試した塩茹でと煮びたしでしょう。煮びたしは、茹でた豆を出し汁にひたして味をふくませたもの。このシンプルさ、食べてみれば納得です。凝った調理なんてしなくても十分すぎるくらいおいしい。
 自分でも偏見まじりだと思ってはいますが、収量アップを図った品種は一種の水増しではないのか。その点、鞍掛豆はマイナー品種にとどまっているため、水増しから免れているような気もします。在来品種とか郷土野菜、伝統野菜とよばれるものの多くは、そうした部類に属しているのかも。
写真は左側が乾燥鞍掛豆、ちょっと扁平ですが普通の大豆とおなじくらいの大きさです。右側は一晩水にひたしたあと。何倍もの大きさに膨らみました。参考までに上の3粒は同じく信州特産の花豆(八峰村産)。鞍掛豆の中身は、ほんのり緑色がかっています。豆腐にすると、この緑色はほとんどわからくなってしまうんでしょうね。