北八ヶ岳の苔

 月末6/30(土)に開催予定の木花「苔玉教室」。もちろん苔が、八ヶ岳産植物とともに主役をつとめます。小海町も含まれる北八ヶ岳は、苔の宝庫として全国的にも有名&貴重な場所。日本国内で見られる苔のうち、約4分の1にあたる500種近くが自生しています。もっとも、この苔を採取して苔玉に利用するわけにはいかないでしょうが。
 苔は、火山噴火により地表が溶岩などで覆われてしまったあと、最初に生えてくる植物だとか。その苔がやがて土となり、そこに他の植物が生えはじめる。苔は森の生みの親といっていいのかもしれませんね。
 じっさい白駒池周辺など北八ヶ岳の森に足を踏み入れてみると、いたるところで名も知らぬ(わたしだけか?)苔を見ることができます。たしか世界自然遺産になっている屋久島の森にも引けをとらない一種荘厳あるいは神秘的な光景。心が洗われるような気分になります。
 「北八ヶ岳苔の会」なる組織もあって、観察会や写真コンテストなどのイベントを定期的に実施しているようです。先日、自転車で麦草峠に登ったときも、苔の写真を撮りにきた方と出会いました。
 以上、木花「苔玉教室」に向けた隠れPRでした(バックアップになってないっつうの)。そういえば京都には苔寺がある。某国国歌にも苔がうたわれている。そして苔玉。苔は自然も文化も奥が深そう。