エゴマの葉の味わい

 八峰村の畑に種をまいたイクサ=エゴマ、ずいぶん大きくなり葉も繁ってきました。この葉を摘み取って、さてどうやって食べるか。まずは摘みたての生葉をその場で食べてみる。初めて口にする味です。かなり強烈! ミントのような苦味。おいしいとはいえないなあ。けっきょく飲み込まずに吐き捨ててしまいました。でも、いまは平気で食べるバジルだって、最初は不味かったような。味の好みの大半はは慣れということなんでしょうね。
 生がダメなら加熱して。単純な発想です。で、たまたま手元にあったのが収獲したばかりの新ジャガに少しばかり冷蔵庫にあった豚挽肉。ジャガイモは茹でてマッシュして生挽肉と長ネギのみじん切りを混ぜ、これをエゴマの葉で包んでフライパンで焼く。変形チヂミもどきというか違法コロッケというか。
 ちょっぴり醤油をつけて食べると、けっこうイケました。エゴマの葉の強烈さが和らぎ食べやすくなりました。ただ、エゴマらしさを消すという面では邪道かな。焼いたためにスジっぽさが多少でてきたので、小麦粉と卵をまぶしてピカタ風にするのもひとつの手かも。以上、エゴマの葉料理試作第1弾でした。
 とにかくエゴマの葉は畑にたっぷりあります。これから宿泊先で同宿する予定の方々、第2弾、3弾、というよりエゴマづくしを覚悟しておいてくださいね。もちろん、葉だけでなく実(今年まいた種の残り)のほうも食べていただきます。
 最後に宣伝をひとつ。エゴマの葉って、カルシウムや鉄分などミネラル豊富だそうですよ。実から搾ったエゴマ油はエクストラバージンオリーブ油よりはるかに値の張る高級自然食品です(木花でも売っていた)。レシピサイトとして有名なCOOKPADでもエゴマ料理が最近になってずいぶん増えたような気もします。それだけ注目度急上昇の食品みたいですよ、エゴマは。