花豆料理試作

 八峰村農園から自宅に持ち帰った花豆。知人におすそわけしましましたが、まだたっぷり残っています。さて、どうやって食うか。これまでにいただいたことのある花豆料理は、定番の煮豆と、おこわだけです。あっもうひとつ花豆パイがありました(地元の皆さんが特産化をめざしていたようですが、どうなってるんでしょうか)。できれば他の料理をつくってみたい。というわけで今回挑戦してみたのがスープでした。
 まずは先日の記事にのせた写真のうち、いちばん小粒のものだけ選んで一晩水に浸してから水煮。鞍掛豆と同じように、煮るとカサは乾燥時の何倍にも膨れます。そのまま食べてみると、おいしい。でも鞍掛豆のような味わいには欠けるかな。
 次は水煮花豆と一緒に冷蔵庫にある有り合わせ(豚バラ、ニンジン、タマネギ)を鍋に放り込む。ふだんはしない面取りをしてかっこつけました。ちょっとワイルド感が薄れちゃいましたね。30分ほど煮込んだらキャベツを放り込んで、さらに5分ほど。粉末鶏ガラスープと塩・コショウで調味して、とりあえず完成です。
 うまい。いける。豆の皮も柔らかく仕上がっている。ただ、スープの色が黒ずんでいて美しくない。花豆の色が溶け出したためです。そういえば花豆を水煮したとき、煮汁は真っ黒になりました。さらに何度かゆでこぼししたほうがよかったのかな。
 仕方ないのでスープに牛乳を足してごまかしたのが写真です。デミグラスソースなどでシチュー風、あるいはトマト系でポークビーンズ風にすれば、黒い濁りは気にならなくなりそうですね。
 ところで薄紫と黒の花豆模様、加熱調理してもそのまま鮮やかに残す方法って何かあるんでしょうか。今回の調理では、基本的に塩煮なので模様は残っていますが、それでもボケてきています。どなたかご存じの方いらっしゃいましたら、ご教授を! 甘納豆みたいなものなら大丈夫なのかな。