1月末にも凍み餅づくり予定

 昨年12月に始まった今シーズンの凍み餅づくり。ネックになっていたゴンボッパは葛尾(かつらお)村から調達したそうです。飯舘と同じ福島県内にあり、やはり凍み餅づくりが盛んな地域ですね。乾燥ゴンボッパ20kg=6万円なり。キロ単価3000円。蕎麦用の精製品ほどではないにしても、農産物としてはかなりの高額商品です。
 凍み餅用の米は、もちろん八峰村産。粳(うるち)のほうは予定どおり「こうみざかり」の精米過程でできた米粉を使ったそうです。こちらの価格が1キロ80円だか90円。昨年までは黒澤酒造から煎餅用などとして業者に渡っていたとききました。
 12月に仕込んだ凍み餅は、昨日渡辺村長から見本を1袋いただきました。1/19に開かれた千曲川流域の地域おこし団体が集まったフェア(千曲市主催)に参加して販売したものです。3個500円、1連7個1000円。2万円以上の売り上げがありました。
 村長の話によると、フェアの日程に合わせたせいもありますが、今回のできはイマイチだったとか。というのも、ひとつには乾燥が甘い。通常50日くらいの乾燥日数を1ヶ月ですませてしまったので無理もありません。見本の見た目も昨シーズンのものより濃い緑色をしていました。もうひとつは、切断面に細かい白斑が残ったこと。これは米粉の荒い粒だそうです。味の面では問題なさそうですが、次回からは篩(ふるい)などで荒粒は取り除く予定だとか。
 さて、今月末にも凍み餅づくりが予定されています。日程は1/29(火)〜31(木)。個人的には平日なのがちょっと残念です。ただ、飯舘の皆さんの宿泊先確保がむずかしい。この時期、休日の小海はワカサギ釣り客で宿が埋まってしまう可能性が高いので、やむをえませんね。
 凍み餅づくり参加希望の方は、渡辺村長に問い合わせてみてください。
 ※写真は昨年12月の凍み餅づくりのひとこま。ゴンボッパを練りこんで搗いた餅を雨樋に詰めているところ。翌日に厚さ1cmほどに切り、凍らせたあと乾燥させる。左側に、おなじみ飯舘の皆さんが写っています。