2種類の凍み餅

 先週末に仕込んだ凍み餅。左がゴンボッパ、右がヨモギ入りです。色の違いは、つたない写真でもわかると思います。ちなみにこの写真は完成品ではなく、凍らせていない切り餅。凍結乾燥させると多少色はくすんできます。
 ふたつの凍み餅、今回の仕込みのときに完成品を食べ比べることができました。調理法はいずれも、油をひいたフライパンで焼き、しょうゆをたらしたもの。シンプルかつ一般的な食べ方です。
 ゴンボッパ餅のほうは味も香りもほとんどありません。ヨモギ餅のほうはヨモギの風味がしっかり残っていました。いちばんの違いは食感というか歯触りというか。ねっとり感はゴンボッパのほうが強い。
 個人的な好みではゴンボッパ餅のほうがおいしいと思いました。でも、ヨモギ餅のほうがいいという方も、とくに小海の方には多くいらっしゃいました。味は慣れ。食べなれたものをおいしいと感じるのかもしれません。
 今回いただいたヨモギ餅はゴンボッパ餅と同じレシピでつくっています。うるち粉&もち粉各1.5:つなぎ(ゴンボッパまたはヨモギ)1の割合。ゴンボッパの凍み餅は郷土食として長年つちかわれてきた完成品です。一方のヨモギの凍み餅は、まだ試作品。分量や調理法などをいろいろ試してみる必要があるかもしれませんね。