米粉おやき試作

 八峰村の水田でつくった酒米「ひとごこち」の削りかすをつかった大根餅もどき。ヒントになったのは、もちろん中華の点心として知られる大根餅です。でも大根餅のバリエーションをつくる気はあまりありませんでした。まずは削りかすの新たな活用法を考えること。しかも長野県らしい食べ物をつくること。そこで思いついたのが「おやき」のようなもの。とりあえずは「米粉おやき」あるいは「おやき餃子」と名づけようと思います。
 「おやき」にいろんな種類があるように、米粉おやきもバリエーション無限大。ご飯に合うものなら、何でも具としてつかえるのではないでしょうか。今回は、手元にたまたまあった材料で米粉おやき第1弾をつくってみました。つまりは、ありあわせです。
 材料=酒米削りかす=白糠(上新粉でももちろんOK)、大根、シメジ、長ネギ、レンコン、豚バラ肉、削り節、炒り白ゴマ、塩、酒、しょうゆ(分量はいずれも適当、いい加減)
 ふだん料理をしている方なら、材料を見ただけで作り方の見当はつくと思います。大根は千切りして塩もみ、レンコンや豚バラ肉も大根と同じくらいの大きさに切ります。あとは材料をすべて混ぜ合わせ、ぎゅっと握って固まる程度に水分調整。ハンバーグ状に丸め、片面にゴマを降りかけて、薄く油を引いたフライパンで焼けばできあがり。
 今この記事を書きながら、できあがった米粉おやきをつまみに一杯やってます。小麦粉をつかったお好み焼きとは違うモチモチ感。う〜ん、クセになりそう。他の具材でもいろいろためしてみよう!
 米粉おやきとは別に、やはり削りかすで米粉パンもつくってみようかな。
 ※写真左側の2つは、ゴマのかわりに削りかすを篩ったときに残った小さな米粒のかけら(水でふやかしている)をまぶしたもの。こりっとした食感はそれなりにいけるが、やはりゴマのほうがおいしかった。
 ※冷めると表面のカリカリ感がなくなるが、オーブントースターなどで再加熱すればカリカリ復活するかも。