輪行

 輪行って言葉、ご存じでしょうか。自転車の車輪をはずし専用バッグに詰めて列車などに乗り込むこと。車に自転車を載せて運ぶことも輪行というのかどうか(たぶんいわない)。辞書にものってない、ワープロ変換しても出てこない言葉です。
 これまで埼玉から小海に行くとき何度も車で運んでもらいましたが、列車利用は今回の福島行きが初体験となりました。上尾から福島駅まで約250km。ロードレースの選手なら何ということない距離です。でも素人の老いぼれジジイにとって、一日の走行距離としてはさすがにきつい。かりに走破できたとしても、凍み餅お届けイベントはおろか交流会の時刻にさえ間に合わない。自転車なんか持っていかなくてもすむ問題なのですが、そこは自転車乗りの悲しい性。まあいい機会ではありました。
 上尾発朝6時前。大宮→宇都宮→黒磯→郡山→福島と鈍行を乗り継いで、伊達駅に到着したのは11時過ぎでした。大宮から東北新幹線をつかえば1時間半ほど着いてしまうのに、ついつい安いほうを選んでしまう。これまた悲しい性です(単にカネがないだけ)。ちなみに上尾→伊達の運賃4300円ほど。新幹線をつかうと、ほぼ2倍になります。
 今回の輪行では、伊達駅→凍み餅お披露目会場(伊達市郊外)→福島駅東口(ふるさと農園わいわいでランチ)→えびす庵(宿泊先=福島市郊外)を自転車で移動しました。距離にして30〜40kmくらいかな(お披露目会場にたどりつくまでかなり無駄足)。小海からいらした八峰村一行は、もちろん車で移動。
 帰路は被災地見学から北関東自動車道の伊勢崎付近のスマートICまで一行の車に自転車ともども乗せていただきました。あとは約65kmを自宅まで自走。自転車の大敵向かい風だけが恨めしかった! でも、おかげで電車賃はつかわずにすみました。小海の皆さんに感謝です。ありがとうございました。