春一気

 小海訪問、2月の凍み餅づくり以来ごぶさたが続いています。もしかしたら、5月の八峰村畑開きあたりまで行く機会はないのかな。そういえば小海の松原湖、今シーズンは凍結が長引きそうとの当初の予想ははずれ、3月に入って、あっという間に氷は融けたとか。先日、福島に行ったとき、八峰村の皆さんから聞いた話です。たしかに3月は暖かかった。春を通り越して初夏みたいな気温でした。小海もたぶんそうだったのでしょう。その暖かさにかかれば、分厚い氷もひとたまりもない。
 いつでも行けるわけではない小海の今を知るのに、このブログのリンク先であるWEBサイトには重宝させていただいてます。木花は4/1オープン、宮本屋は山菜採りシーズンに(放射能の影響が出なければいいのですが)。そんなブログのなかのひとつ、黒澤酒造のブログに幾日か前、商品となる白樺樹液採取の記事がのってました。
 記事によると、今年は例年より標高の高い場所でおこなったとのこと。それだけ春が一気にやってきて、いつもの場所で採取する時期を逸してしまったためだったのかも。冬のあいだ冬眠状態にあった白樺の生命活動が活発になる。根っこが水分を冬以上に吸い上げる。こんな状態にならないと樹液は採取できません。春の息吹の時期だけにしかできない作業。
 宿泊先の敷地内に生えた白樺の幹にノコギリで切れ目を入れて(ドリルで穴を開けるほうが木へのダメージは小さいそうです、写真で見るかぎり黒澤酒造もドリル方式)樹液を採取したのは2年前だったか。あの、ほんのり甘い味、いまでもしっかり覚えています。でも、今年はもうできそうもありません。
 わたしの住む埼玉県上尾市では、すでに桜は満開を過ぎました。桜吹雪が舞い始めています。同じ時期に開花する菜の花(小松菜が多い)は、まだまだ春の匂いを撒き散らしています。ジャガイモは、すでに葉をつけはじめました。でも、小海の春満開はこれから。ジャガイモの植え付けも5月初めごろ。関東平野部より1ヶ月遅れでしょうか。