長寿県

 去る4/14、「長野県長寿日本一なぜ」という産経新聞の記事がネット配信されていました。長野県民の平均寿命、男80.88歳、女87.18歳(ともに全国平均より1歳ほど長い)。都道府県別で、男性は長野県がすでに何年か前から日本一。さらに今回は女性も日本一に。記事によれば、その背景に減塩を中心とする食生活改善があったとしています。佐久市での取材をもとに記事をまとめたようでした。
 長寿県といえば、ちょっと前まで沖縄が代名詞みたいになっていましたね。沖縄料理も長寿食として人気があります。でも、現地沖縄では地元料理から本土並み、極端にいえばアメリカや太平洋諸島のようにジャンクフード化が進んでいるらしい。
 佐久市南佐久郡小海町のすぐ近く。市内には農村地域医療で全国的に有名な佐久総合病院があります(小海にも分院あり)。この病院が食生活改善に果たした役割はきっと大きかったと思います。経済成長期以降、農業も含めて機械化が進み、肉体的負担も減った。そのぶん塩分の必要量も減った。でも味覚は保守的なので、過剰摂取になりがちになる。その意味で減塩運動は効果的だったのでしょう。ちなみに、わたしは肉体労働者になってから、それまでの薄味好みから多少は濃い味を好むようになりました。
 佐久市内野沢地区には、ぴんころ地蔵で有名な寺もあります。ぴんぴん生きてころっと死ぬ。多くの人がそうありたいと願う「ぴんころ」。長寿日本一が「ぴんころ」でも日本一であれば、いうことありません。誰か「ぴんころ度」=老人の元気度をまとめてくれませんかね。
 すいません、とりとめない記事になって。自分でも言いたいことが整理できないままで。
 ※追記 今回の記事を見た友人が、ぴんころ地蔵の写真を送ってくれたので追加掲載しました(4/20)。