飯舘の皆さんとの交流会

 9/28夜、飯舘の皆さん4人の宿泊先・宮本屋で交流会が開かれました。八峰村側参加者は、昼間のゴンボッパ講習会とは別メンバー主体の5人。
 話題の中心は、やはり凍み餅から始まりました。凍み餅を凍らせる場所は、これまでの木立ちの中より、例えばすぐそばのリエックス駐車場のほうがいいかもしれない。製粉機を購入したらどうか。そんな提案も飯舘の方から出ました。そして、もっとたくさんつくって、たくさん売ってほしい。売れます! しっかり励まされた感じです。
 話は自然と原発汚染の問題にも及びました。飯舘村内の避難区域が再編されても状況は変わっていないこと。除染は予想どおり遅々としていること。住民たちのあいだでは希望が諦めに変わってきていること。村への帰還を諦めつつある。
 なかでも驚いたのは、福島では子供の甲状腺がん放射線の影響が強いとされ、チェルノブイリ事故のあと多発した)が以前の5倍にの増えているという話でした。10年20年以上先の話だと思っていたことが早くも現れている。しかも、この情報は福島県以外ではほとんど報道されていないそうです。意図的に無視されているフシもある。メディア統制かもしれません。
 NHKなどでも飯舘のことは、ニュースだけでなくドキュメンタリーなどでも何度となく放映されています。でも、悲しみと希望はとりあげても、怒りは無視される。このことは今回いらした飯舘の皆さんが以前から言ってました。取材にきた人たちは理解してくれているはずなんですけれども、とも。