墓参りツアー

 今日は恒例のツールド八ヶ岳レース開催日。昨日夜に韮崎市をスタートした佐久市強歩大会はすでにゴールしたした方もいるかもしれません。なんて前ふりしつつ、八峰村や小海とは直接関係ない話になりますが、ご容赦を。
 昨4/19(土)、学生時代の仲間5人で墓参りツアーに行ってきました。墓の場所は3ヶ所。まずは富士山の裾野=御殿場近郊にある富士霊園、次は横浜市内にある東戸塚霊園、最後は都内浅草近くの浄土真宗寺院。いずれも若くして、あるいは昨年亡くなった友人たちの墓です。
 当初は、富士霊園だけが目的でした。その予定にあわせて、前日発、ちょっと遠回りになるものの、相模原市山間部にある実家経由で全コース自転車自走を計画。仲間とは別行動、現地直行です。片道150km、翌日の帰路も含め3日がかりのスケジュール。ところが出発日はあいにくの雨で中止のやむなきに。当日出発にきりかえました。上尾から新宿経由小田急線で新松田駅まで輪行。ここから富士霊園までの30km弱は標高差500m以上の登りです。とはいえ、ツールド八ヶ岳に較べれば、距離こそ多少長いものの、標高差・斜度では足元にも及びません。
 富士霊園では桜が散りはじめ、墓地に白い絨毯を敷き詰めていました。ソメイヨシノだけでなく桜の種類も多い。何万坪もの広大な霊園内を埋め尽くすように咲く桜は見事でした。墓石は台形のみ。しかも大きさ形とも統一されている。たぶん規則で決められているんでしょうね。一方で墓石に刻まれた文字は、じつにさまざま。「夢」とか「絆」とか「ありがとう」とか。なかには、2つの家族名がひとつの墓石に刻まれたものもある。「○○家の墓」とか「先祖代々の墓」しか見たことがないわたしにとっては、ちょっとした驚きです。
 参拝を終えたあと、わたしは富士霊園で仲間と別れて実家に一泊するつもりでした。車に5人乗ったら、ワゴンならとにかく、さらに自転車を積み込むのは無理のはず。ところが前後輪をはずせばトランク部分にどうにか入る。ラッキー! さすがプリウスです(何がさすがかよくわかんないけど)。
 というわけで、メンバー全員一台の車に同乗して次の目的地=東戸塚霊園へ。ここの桜はすでに葉桜、かわって若葉が美しい季節をむかえていました。墓石はほとんど角柱型です。禅宗系寺院が経営母体となっている霊園だと思いますが、クリスチャンと思われる墓もありました。一区画は、富士霊園が5㎡くらいあったのにくらべるとちょっと狭い。1坪弱でしょうか。
 墓の広さは浅草近くの寺でさらに狭まりました。こちらはわずか半畳ほどの区画に計何十基ほど。そもそも寺の敷地自体が狭い。大都市部ゆえでしょうね。それでも境内に墓地がある。ビル内墓地さえ珍しくない時代なのに。ここは35年ほど前に亡くなった友人の墓です。彼岸でも盆でも命日でもないのに、どなたかが供えたばかりの花が印象に残りました。
 浅草での墓参りを終えたあと、一行は日暮里駅で解散。わたしはそこから自転車で上尾の自宅まで戻りました。
 さて、5/4は八峰村の畑開き。今年3度目の花見がかなうかもしれません。