蕎麦打ちリベンジ

 こうみざかり仕込み体験の前日の日曜日、夕食メニューのひとつは蕎麦でした。昨秋収穫した玄ソバがまだ残っている。暇もある。1回だけとはいえ東馬流公民館で積んだ修行の成果を確認したい。
 前回の反省=篩はもっと目の細かいものに。つなぎは薄力粉ではなく中力粉または強力粉を使うこと。いずれも常識以前の問題でしたね。今回はどちらも準備しました。地粉(中力粉)は小海の直売所で購入。

 まずは玄ソバの入った袋を取り出してみると、中身がパラパラとこぼれました。あれっ? 袋に2、3cmの穴があいている。食い散らかされた痕跡はみつかりませんでしたが、たぶんネズミか何かの仕業でしょう。
 とりあえず無視して、石臼を2人でかわるがわる回し続けること約2時間。できあがったソバ粉は数百グラム。粉砕しきれなかった粒の量は前回より減りました。目の細かい篩のおかげです。
 今回の反省=ソバ粉、つなぎ、水、いずれも目分量でやるには10年早い。つなぎ1:ソバ粉2くらいのつもりだったけど、実際は2:8に近かったかも。水は明らかに少なすぎ。打ち粉を使わなくてもくっつかないほどでした。包丁はやはり蕎麦切り専用のものが必要かな。普通の家庭用だと刃のラインがが湾曲しているので切り残しが出やすい。
 今回の言い訳=見た目はとにかく味はよかった。コシもあった。ぼろぼろ状態の生蕎麦切れ端と打ち粉の残りは、かき集めて卵と水を加えてドロドロにし、クレープに。無駄を出さないエコライフです。手回しの石臼挽きソバ粉を使う場合は異なる、つまり未知の打ち方が必要なのかも。素人にそこまで求めるのは酷ではないか。
 いずれにしても葛飾区おやじの会の師匠に対しては、まだまだ顔向けができません。東馬流での蕎麦打ち会で、かなりまともな蕎麦ができたのは、師匠の手助けがあったからこそと痛感した次第。今後も暇を見て修行に励む所存であります。ただし、残りの玄ソバは種まき用(ちゃんと発芽するかどうか)。当分の間はソバ粉を買ってくるしかなさそうですね。
※打ち上げた蕎麦の写真は、食べるほうに夢中になって撮り忘れました。ぶつ切れ。お見せできるようなシロモノではありません。