酒粕

 「こうみざかり」の上槽(搾り)、今日あたりでしょうか。美醸会の上槽が21日。「こうみざかり」は美醸会より1日遅れで仕込みを終えたので、たぶん……。あとは3月下旬ごろに予定されている蔵出し試飲会を楽しみに待つばかりです。といっても蔵元では、まだいくつもの工程が残っていますが。
 ところで「こうみざかり」の酒粕って、どうなるんでしょうか。まさか捨てられるはずはないし。「こうみざかり」の酒粕として売り出されるはずもなし。無名なうえに生産量もごくわずかですからね。黒澤酒造では酒粕も粕漬けも商品化しているはずなので、その一部として使われるのでしょうか。
 高い酒の酒粕ってやっぱ高いんですね。ちょっと前、スーパーの棚を見ていて気づきました。灘あたりの大手メーカーのものより、たとえば八海山の酒粕は2倍くらいの値段。吟醸酒粕なんて商品もあったような。味そのものが違うのか、それともブランド・イメージによる付加価値なのか。いずれも口に入れて確認したわけではないので何ともいえませんが、ちょっと気になります。
 できることなら「こうみざかり」の酒粕を味わってみたいですね。粕汁、粕漬け、甘酒……。八峰村オーナーになれば「こうみざかり」だけでなく酒粕もついてくる、なんて特典があれば、と勝手に思いを募らせています。