今年の凍み餅

 今年2月に仕込んだ凍み餅です。白く見える斑点は米粒。昨シーズンは酒米の白糠(削りかす)に残った砕米粒を篩にかけて取り除いてから餅にしていました。それが今シーズンは篩なし。別に手抜きしたわけではありません。もともと飯舘の凍み餅は、家庭によって微妙に作り方が異なり、米粒の残ったものもあるとか。もちろん、味や食感がそこなわれるなんてこともありません。昨年同様、おいしい仕上がりになりました。
 八峰村の凍み餅づくりでは1臼あたり、もち米粉2kg+うるち粉2kg+ゴンボッパ1kgを使います。うるちに酒米を使っていることを除けば、飯舘直伝のレシピです。3回に分けて仕込んだ凍み餅は合計35臼ほどになりました。米の量にして約140kg。ゴンボッパのほうは八峰村産だけではまかなえず、飯舘の方にもってきていただいたそうです。
 さて、今週中盤26〜27日(もしかしたら1日ずれているかも)、できあがった凍み餅をもって小海の皆さんが福島を訪ねました。訪問先は昨年と同じ伊達市内の仮設住宅。宿泊先も昨年同様、飯舘の方が営む福島市内の民宿。
 村長さん、福島訪問のレポートを送ってくれませんかねえ。