小海ゆうきちゃん倶楽部

 今回の小海行きでも「ゆうきちゃん倶楽部」の店に立ち寄りました。そこで出会ったのが、店番の秋山紅(くれは)さん。今シーズンから手伝いにきています。
 話をうかがってみると、3月の東日本大震災で被害にあい、家族で小海町に避難してきたとか。ご主人は町内農家でアルバイト、お子さんは小学校(中学?)に通っているそうです。一時的な避難というより、これから小海で生計を立てていく決意みたいなものが感じられました。ご主人ともども、安定した職場が見つかることを祈るばかりです。
 もうひとり、今シーズンは佐藤香奈子さんという方も店番によく立っています。彼女は緑のふるさと協力隊の一員。木花の菊原理沙さんの後輩にあたります。写真はうまく撮れませんでした。ごめんなさい。
 ゆうきちゃん倶楽部のテントショップで売っている野菜は、もちろん無農薬・無化学肥料栽培。でも、店頭に有機の文字は見られません。有機認証には手間と時間とおカネがかかる。そのため、小規模農家にとっては高いハードルとなっています。もしかして有機野菜の値段が高い理由のひとつは、この認証制度があるためかも。あとは流通の問題かな。少なくても、ゆうきちゃん倶楽部の野菜は周辺のスーパーで売っている通常栽培野菜より安い。そんな印象があります。役所のお墨付きなしでも信頼は得られるはずですよね。
 ゆうきちゃん倶楽部の店は、東京周辺ではほとんど出回っていない産地ならではの珍しい野菜も店頭にたくさん少量ずつ並びます。
 今回うかがったときは、別に珍しいわけではないのですが、シソがちょっと気になりました。前日、自分でシソジュースを作ったせいでしょうね。店に置いてあったのは赤ジソ。たまたま来店したお客さんは「葉の裏表色の違うシソはないの?」って質問していました。小海では、シソジュース用としては、やはり青赤シソが一般的みたいですね。前日わたしが作ったときは赤シソ主体で青シソも混ぜましたが。