「かす」の使いみち

かす=通常は廃棄物に近いニュアンスでつかわれることばですね。でも、いわゆる搾りかすとなると用途は多彩。その代表格は酒粕かな。粕汁・粕漬け・簡易甘酒などなど。さらには焼酎や酢の原料にもなる。大豆油の絞りかすは醤油、サトウキビの場合は味の素(…

花豆の甘納豆

先日つくったスープもどきが花豆料理初体験。こんどは甘納豆に挑戦してみました。花豆の甘納豆、軽井沢土産として有名ですね。周辺の群馬県でも直売所などで市販されています。とはいえ作り方がそもそもわからない。そこでまずはググってレシピ検索。 やはり…

鹿肉料理

たまたまテレビを見ていたら、鹿肉の料理が出ていました(たしか「ごちなります」みたいなタイトルの番組)。何千円もする高級フランス料理、鹿のポアレとかいってったかな。いわゆるジビエ(鳥獣肉)料理のひとつでしょう。 そこで思い出したのが小海での鹿…

花豆料理試作

八峰村農園から自宅に持ち帰った花豆。知人におすそわけしましましたが、まだたっぷり残っています。さて、どうやって食うか。これまでにいただいたことのある花豆料理は、定番の煮豆と、おこわだけです。あっもうひとつ花豆パイがありました(地元の皆さん…

下仁田ネギ

八峰村畑じまいの1週間後、農園に行ったとき、資材置き場には下仁田ネギがずらりと並べられていました。そのまま放置しておけば、1ヶ月もたたないうちに食べられなくなる。長ネギ類はタマネギと違って長期保存はできません。室とか土中に入れておけば、も…

果物の酢

お酢。基本調味料のひとつです。日本の酢は、たいていが穀物酢。米を原料にしたものが一般的でしょうか。最近はバルサミコやリンゴ酢もけっこう使われるようになりました。バルサミコやワインビネガーの原料はブドウ。ワインが変化したものですね。 糖分を発…

雑草・雑木・雑魚

雑草=たくましい、雑木=郊外のオアシス、そんないいイメージもたしかにあります(雑魚のいいイメージってあったっけ?)。でも、雑草・雑木・雑魚は、文字どおり「その他多勢」ならまだいいほう。たいていは厄介者・邪魔者としてとりあつかわれる。じっさ…

オヤマボクチの食文化

足りない凍み餅用ゴンボッパ調達を、さしあたってどうするか。そんな関心もあって、各地のオヤマボクチ事情を再度調べてみました。何より感じたのは、野生のオヤマボクチが稀少なことです。千葉県や四国では、レッドデータ絶滅危惧種第何類かに指定。商品化…

続夏の稔り

飯山の方からいただいて移植したパッションフルーツ。丈50cmくらいまでしか育たないまま、ひとつだけ実をつけました。本家飯山では、ゆうに1mを超えて繁茂するそうです。気候や土壌の違いなのか、育て方が悪かったのか。でも、けなげにここまで育ってくれ…

エゴマの葉の味わい

八峰村の畑に種をまいたイクサ=エゴマ、ずいぶん大きくなり葉も繁ってきました。この葉を摘み取って、さてどうやって食べるか。まずは摘みたての生葉をその場で食べてみる。初めて口にする味です。かなり強烈! ミントのような苦味。おいしいとはいえないな…

レシピを考える楽しさ

毎日汗だくです。自宅の部屋で寝ていても汗が噴き出してくる。節電なんて高尚な考えはもちあわせていませんが、エアコンは真夏も真冬も基本的には使いません。それでも年間10日くらいは電源を入れますが。 その点、小海は夏の冷房不要。先週は避暑がてら小…

酒饅頭づくり

先日お盆で帰省したおり、家族で酒饅頭をつくりました。昨年亡くなった母親が得意にしていたメニューです。残された家族に母親ほどの技術はなし。それでも、あの味は伝えていきたい。今回の新盆は、格好の機会となりました(事前の予行演習では団子になって…

鞍掛豆と「どぶろく」と

外はじとじと雨。ぐだぐだと一杯やりながら、この記事を書いてます。やはりビールですね、この時期は。日本酒は昨日で飲み干してしまったので補充しないと。 つまみは鞍掛豆。1週間前の木花「苔玉講習会」で、お茶受けに鞍掛豆をいただき、八峰村の畑にまい…

まっこり

「こうみざかり」試飲会のとき、おみやげとして蔵元から「和まっこり」と「旨辛塩麹を購入しました。塩麹のほうは使い道を思案中です。とりあえず豆腐にまぶしてチーズ風にしようとしたのですが、いまのところできあがりはイマイチ。どうやらトウガラシ入り…

まっこり

「こうみざかり」蔵出しが、もうそろそろの時期を迎えたようです。醸造元黒澤酒造のファンクラブ八千穂美醸会の試飲会は今月10日実施とブログに載っていました。例年なら「こうみざかり」はその直後。いまだに連絡がないところをみると、1週間くらい遅れ…

凍み餅レシピ

月末から2月にかけて飯舘の皆さんから伝授していただく凍み餅づくり。詳しいレシピを教えていただいたので紹介します。完成までに50日、下ごしらえだけでも2日。そして何年間も保存可能。まさしくスローフード、「までい」な一品ですね。 ちょっと意外だ…

小海イクサと福島凍み餅のコラボ

職場の同僚からいただいた福島県二本松産凍み餅。まだ残っています。常温で長期保存できる。面目躍如ですね。で、今日は、その凍み餅を長野県小海産のイクサ(エゴマ)と合わせてみました。 調理法は単純そのもの。イクサを炒ってすりつぶし、みそ・砂糖を混…

cookpadになぜ凍み餅のレシピがないのか

cookpadというwebサイトをご存じでしょうか。料理レシピのサイトとしては日本最大だと思います。何十万件ものレシピが載っている。わたしも以前いくつかのレシピを投稿した覚えがあります。ちょっと目先の変わった料理をつくってみたいときに、ヒントとして…

鞍掛豆はホントおいしい!

11/16の記事「根菜まつりで」で、鞍掛豆でつくった豆腐を紹介しました。この豆腐、地元の特産品づくりの一環となっているようです。小海情報はけっこうこまめに収集しているつもりなのですが、これまで知りませんでした。 今日は、自宅に持ち帰った乾燥…

凍み餅づくり事前学習?

この写真、凍み餅です。福島県二本松出身の職場同僚からのいただきもの。先日、飯舘村の皆さんが八峰村にやってきて伝統の凍み餅をつくる話、ブログにも書きました。「二本松にも凍み餅ってあるんじゃないの」。その同僚にきいてみたら、「もちろん」。しか…

フキ三昧

今回の小海行きでは、地元産のフキを、これでもかというくらい味わいました。 まずはツアー前日17日に木花に立ち寄り、葉つきのフキをゲット。菊原さんに頼んで事前に用意してもらったものです。なにしろフキ料理をつくるのはフキノトウを除くと初めて。さ…

早苗の宴

田植えのことより先に、おもてなしについて書きます。ほとんどが小海に行かなければ手に入らない素材でつくられたメニューでした。つくってくださった地元の皆さんに感謝感謝。都会生活では味わえない贅沢を堪能させていただきました。しかも今回は田植え作…

大豆

久しぶりに「小海ゆうきちゃん倶楽部」のホームページをのぞいてみたら、味噌づくりの様子がアップされていました。大量に仕込んでいましたから、熟成させたあと店で売るのだと思います(店は例年どおり7月オープン予定)。 写真を見ると米麹まで手作りして…

イワタケ

先日、小海の農林産物直売所木花を訪ねたおり、イワタケを購入しました。岩場に生える地衣類。マツタケと同じように、たぶんまだ栽培はされていないとのこと。購入したものは南相木村で採取したものだそうです。 このイワタケ、甘辛く煮て饅頭の具にしたもの…

新酒こうみざかりを堪能

やっと味わうことができました。「こうみざかり」。小海町内の酒店で1升ビン1本&4合ビン2本を購入。いちおう使い途は考えてはいたのですが、我慢できずに4合ビンの生酒に手を出してしまいました。オーナー割当分は支援してくれている仲間とともに後日…

酒粕

「こうみざかり」の上槽(搾り)、今日あたりでしょうか。美醸会の上槽が21日。「こうみざかり」は美醸会より1日遅れで仕込みを終えたので、たぶん……。あとは3月下旬ごろに予定されている蔵出し試飲会を楽しみに待つばかりです。といっても蔵元では、ま…

日本酒の値段

黒澤酒造のブログで日々日本酒の勉強をさせていただいてます。驚くことばかりですね。たとえば乳酸菌を使うこと。自家製どぶろく造りでヨーグルトを使ったりする話は聞いていましたが、本格的な日本酒造りでも乳酸菌を使っているとは知りませんでした。雑菌…

飲んだくれ

先日仕込んだ「こうみざかり」の発酵、順調でしょうか。八千穂美醸会のブログを毎日拝見しながら、こうみざかりの様子を想像しています。お前が参加したから、いい酒ができなかったなどと言われないことを願うばかり。 ところで「挑戦する酒蔵」(農山村文化…

自家製どぶろく

以前、自分で「どぶろく」をつくったことが何度かあります。もちろん自家消費用ですよ。 材料は米(ご飯用)、麹(漬物など用)、ドライイースト(パン用)の3つ。大切な水は水道水を沸騰させて冷ましただけ。添加物なしの純米酒(ただし基準はクリアしてい…

蕎麦打ちリベンジ

こうみざかり仕込み体験の前日の日曜日、夕食メニューのひとつは蕎麦でした。昨秋収穫した玄ソバがまだ残っている。暇もある。1回だけとはいえ東馬流公民館で積んだ修行の成果を確認したい。 前回の反省=篩はもっと目の細かいものに。つなぎは薄力粉ではな…